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―稽古場ではモノローグに動きを紐づけていくような練習をしていました。

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　単純に面白そうと思ったのと、私の戯曲は台詞が長い分、そんな定点で言ってる場合じゃねえっていうのもかなりあるので。定点で言っていても面白いような音の言葉を持ってくることはやっているし、動きも入れてみようとか変な言い方してみようとかあるんでしょうけど、とりあえずやるしかないっすよね。松竹亭さんは、２人とか３人で身体をあわせて変えていくというのが得意で、遠心力とか重心とかをこう使った方が上げられるとか走れるとかあるわけじゃないですか。テコの原理とか。こうやって走ってきたときにジャンプしたら上げられるからこういう動きができるよ、というのがあって、そのときにどう奇妙にみせるかというのを一個使いたくて。

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―「奇妙」とはどういうものでしょう。

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　基本的にダンスでは言葉をほとんど使わないので、変な振りしたり奇妙な振りしたりしても言葉は足されないんです。「落ちる」という単語を言ったときに松竹亭さんの背中からパッと落ちて喋り続けるみたいなのはダンスでも見なかったし演劇でも見なかったので、それはやってみたいなと思ってやっているのが「奇妙」さです。「不快指数」が奇妙さに近い。会話をしていて不躾すぎだとか無神経すぎとなってることも普通に起こりえるじゃないですか。人によっては「えっ」となるみたいな、そんな不快指数を上げるということかもしれないです。観ていてもそういうのが衝撃的に良かった。なぜ良いのかは、私が性格が悪いからでしょうね。

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